こどもの矯正治療
CHILD
こどもの矯正治療とは?
こどもの矯正治療とは、乳歯と永久歯が混じって生えている時期に、
成長に合わせて噛み合わせやあごの形、大きさを整え、
永久歯がきちんと生えそろうように誘導してあげる治療です。
この治療期間では、舌のクセを改善するトレーニングをおこなったり、
歯列を広げる装置など、あらかじめ土台となるあごの位置や
歯列の環境をととのえておきます。
治療目的が達成できたら、いったん治療をお休みし、
永久歯が生えそろうまで定期的な経過観察をつづけます。
必要な場合は永久歯が生えそろったのちに
大人の矯正治療をおこないます。
※ 一般的な治療期間は1.5~2.5年(来院回数12~30回)
こどもの歯並び
チェックリスト
CHECK LIST
以下に1つでも当てはまるお子さまは、
一度、矯正医に診てもらうことをおすすめします。
- 学校の歯科検診で指摘を受けた
- 指しゃぶりや爪かみ、唇を噛む癖がある
- 前歯が反対に噛んでいる
- 前歯が出ている
- 大人の歯がなかなか生えてこない
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強くぶつけたり転んだりして
歯が抜けてしまったことがある - なんとなく顔が曲がっている気がする
- 口が開いていて、口で息をしている
- でこぼこの歯がある
- 発音、話し方が気になる
- 両親や兄弟の歯並びが悪い
不正咬合の原因
CAUSE
歯並びまたはアゴが形態と発育と機能に異常をきたし、正常な咬合機能でない状態のことを言います。
例えば、出っ歯は不正咬合の種類の1つです。
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原因1遺伝によるもの
歯の大きさ、本数、アゴの大きさは遺伝的な影響を受ける場合があります。
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原因2食べ方によるもの
近年、アゴは小さくなりつつあります。主な原因は、やわらかいものばかりを食べるような食生活です。アゴが小さくなれば、歯並びはデコボコになりやすくなります。
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原因3癖によるもの
爪を噛む癖、飲食時などに舌を前に出す癖があると、前歯がかみ合わなくなることがあります。
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原因4乳歯の虫歯によるもの
むし歯により歯を喪失してしまうと、永久歯への正常な生え変わりが行われません。むし歯による歯の喪失で歯並びがデコボコになることがあります。
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原因5病気によるもの
幼児期に罹った大きな病気や、お薬の影響によって、歯の一部に形成不全が起こることがあります。
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原因6口呼吸によるもの
鼻呼吸ができず、口呼吸をしていると、顔面の成長にも悪影響を及ぼします。
こどもの矯正治療で
使用する装置
ORTHODONTIC DEVICE
こどもの矯正治療では以下のような装置を使用します。
子どものマウスピース型矯正装置
(インビザラインファースト)
マイオブレース装置
固定式舌側弧線装置
固定式拡大装置
拡大床
*マウスピース矯正装置(インビザライン)
薬機法未承認医薬品
・未承認医薬品等であること(マウスピース型矯正装置インビザラインは医薬品医療機器等法の承認を受けていない未承認医薬品です)
・入手経路(マウスピース型矯正装置インビザラインは米国アラインテクノロジー社の製品であり、インビザライン・ジャパン株式会社を介して入手しています。)
・国内の承認医薬品等の有無(国内にもマウスピース型矯正装置として医薬品医療機器等法(薬機法)の承認を受けているものは複数存在します)
・諸外国における安全性に係る情報(マウスピース型矯正装置インビザラインは1997年にFDA(米国食品医薬品局)により医療機器として認証を受けています。
・マウスピース型矯正装置(インビザライン)は完成物薬機法対象外の矯正歯科装置であり、承認薬品を対象とする医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。
こどもの矯正治療と
大人の矯正治療の違い
COMPARE
乳歯と永久歯が混在する
混合歯列期(6~12歳ごろ)に行うのが、
こどもの矯正治療です。
(*Ⅰ期治療と呼ばれることもあります)
一方、すべての歯が永久歯に生え変わってから行う
矯正治療が大人の矯正治療です。
また、こどもの矯正治療では、アゴや歯列の発育を
コントロールすることで歯並びを整えますが、
大人の矯正治療では、ブラケットという装置を
1本1本の歯に装着して歯並びを整えます。
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- こどもの矯正治療
- 大人の矯正治療
- こどもの矯正治療
- 矯正期間
- 約2〜3年
- 1〜3年程度(部位による)
- 治療開始時期
- おおよそ永久前歯萌出から
- 永久歯萌出後〜
- 矯正方法
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アゴや歯列の発育を
コントロールすることで歯並びを整えます。 -
ブラケットを1本1本の歯に装着、
またはマウスピース装置を装着して
歯並びを整えます。 - 矯正装置
こどもの矯正治療の治療期間
個人差がありますが、歯を動かす期間は、約2〜3年です。
こどもの矯正治療に要する期間は歯並びの状態によって違いますが、
例えば7歳から開始した場合は、全ての永久歯が交換する12歳頃までとなります。
こどもの矯正治療の目的を達成した場合は装置を外し
永久歯が生えるまで経過観察を行います。
経過観察は取り外しのできる装置を使用し、
全ての永久歯が生えるまで2〜3ヶ月に一度の通院となります。
こどもの矯正治療の治療開始時期
目安は7歳です。理由は、永久歯が生え始める時期だからです。
但し、受け口の場合は5歳からスタートすることもあります。
お子さまの歯並びに気になりましたら、
まずは一度専門医を受診し、お子さまに状態にとって
最適な治療開始時期について確認することをおススメします。
以下に当てはまる場合は、
カウンセリングをご利用下さい。
費用・痛み・期間などの
お悩み、
まずはお聞かせください。
矯正歯科医が、
歯並びや矯正治療について分かりやすくご説明します。
以下のような方は、ぜひ一度ご相談ください。
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